2009年1月12日月曜日

にきびのでき方・メカニズム1

あなたはにきびのでき方をご存知でしょうか?

毛穴の出口付近の角質層が厚くなります。
毛穴はもともと非常に小さいものですから、角質層が厚くなると、簡単に出口をふさがれてしまいます。
すると普段は毛穴から放出される皮脂が、出口を失ってつまっていきます。
(この段階ではまだ目に見える変化はありません。)

角質が厚くなる異常角化はターンオーバーが正常に行われなかったりすると起こりますが、もともとの原因は、ホルモンバランスや体調、体質など、あまりにも影響する要因が多いために、はっきりとしたことはわかっていないのが現状です。

皮脂が過剰に分泌される10代など、思春期にできるにきびの場合、遺伝的な体質や、食生活の偏りなどで、皮脂の過剰分泌が起こります。
この場合、角質の角化が起こっていなくても、皮脂の放出が間に合わず、皮脂がつまってしまうことがあります。

逆に、大人になってからできるアダルトにきび(大人ニキビ)の場合、皮脂がそんなに多くなくても、角質が角化によって毛穴がふさがれ、皮脂がつまる場合があるということです。

コメド(面ぼう)ができる毛穴に皮脂がたまると、それが固まり、コメド(面ぼう)という白い塊ができます。
にきびをつぶしたときに出てくる白いゴマのような、いわゆるにきびの芯となります(結構いじってしまうんですよね。。。)。

ニキビをつぶしてしまう方が多いのですが、この段階で、コメドだけを上手に押し出すことができれば、跡にならずに治すことができる場合もあります。
とはいえ、個人でつぶすのはお勧めしません。


このコメドには、クローズドコメドとオープンコメドの二種類があります。
クローズドコメド(閉鎖面ぼう)は、毛穴の出口が完全にふさがれた状態のもので、炎症を起こしやすいです。
表面からは若干膨らんでいる程度でよく見えませんが、触ると小さなしこりのようなものがあります。
これを通称・白にきびといいます。

オープンコメド(開放面ぼう)は、毛穴の出口が多少開いている状態のもので、コメドが酸化してしまうために、汚れて黒くポツポツとしています。
これを通称・黒にきびといいます。

炎症が起こるたまっていく皮脂をエネルギー源にして、ニキビ菌がどんどん繁殖していき、炎症が起きるため、赤く、熱を持ったような状態になります。
こうなると表面からもはっきりと見ることができ、これを通称・赤にきびといいます。

化膿する増えすぎたニキビ菌を撃退するために、血液中の白血球がニキビ菌を攻撃し始めます。
そしてニキビ菌と白血球の死骸が、膿(うみ)となってたまっていき、プヨプヨのおできのようになります。
これを膿庖性座そう、または炎症性にきびといいます。


ニキビの基本情報を知ることで、ニキビの対処法を知ることができます。

ニキビ予防のために、できること、少しずつ発信していきますので、ぜひぜひ参考にしてみてくださいね!

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